September,12,2004
「拳児君、ただいま…」
「おぅイトコか。おかえり」
「…今日は彼女は来てないのか?」
「あぁ、イトコが気ぃ利かせてくれたおかげで昨夜ちゃんとバッチリ済ませたぜ」
「!!!…あ、うん、そ、そうか」
「…んでイトコは笹倉センセんとこ行ってたのか?」
「あ、あぁ。安心しろ、葉子にも事情は話してないから」
「そうか…でも別にわざわざ家を空けてくれなくてもよかったんだぜ?」
「い、いや、やっぱり私がいたら気になるだろう?」
「???オレは別に気にしねぇぞ?」
「そ、そうなのか?…し、しかしキミが気にしなくても、か、彼女が気にするだろう?」
「…あー、そういやイトコ妹さんの担任で部活の顧問もやってたっけか」
「あ、あぁ…それに、わ、私のほうもさすがに多少は気になるしな」
「まぁそりゃそうだよな…仮にも教師でしかも担任なんだから」
「あ、あぁ…そ、それにあれだ、その…音とか声とか…」
「そうかそれがあったな…隣の部屋で一晩中やられちゃさすがに眠れねーかもな」
「!!!…ひ、一晩中やってたのか?」
「…あぁ、さすがにかなり疲れたけどな。まぁ若ぇからこんぐらいはどーってことねーよ」
「そ、そうか…ま、まぁとにかくおめでとうと言っておこう拳児君」
「ありがとよ。おかげでやっとオレも男になれたぜ」
「…拳児君、すまんが少し一人にさせてくれ」
「???…あ、あぁ」
おしまい。