どきどき従姉弟ライフ 〜教えてア・ゲ・ル編〜

March,31,2004


「…精が出るね拳児君」
「!!!…な、イ、イトコ」
「一人でこんなにして…塚本君を思い浮かべてしてたのか?」
「な…う、うるせえ」
「何も一人ですることはない…手伝ってやろう」
「や、やめろ!何するんだイトコ!!」
「私では不満かね?私だってれっきとした女だし自分ではそれなりに自信もあるつもりなんだが…」
「そ、そういう問題じゃなくてだなぁ…」
「そう遠慮することはない。私と拳児君の仲じゃないか…ほら、みるみる膨らんできたぞ」
「や、やめてくれ頼むイトコ…そんなことされたら俺はもう天満ちゃんに顔向けができねぇ…」
「…見かけによらずカタい男だな。いいじゃないか減るもんじゃなし」
「あ…や、やめろ…あ、あぁ…そんなことまで…」
「意地を張らずに素直に全て私に任せろ。大丈夫、ちゃんと満足させてやるから…」
「そ、そんな…あんまりだぜイトコ…あ、あぁーーーーっっっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ほら完成だ」
「畜生、せっかく俺一人で天満ちゃんに愛情込めて作るつもりだったのに…」
「塚本君の誕生日なのだろう?ヘタな物渡して愛想尽かされたかったのかね?
泡立て一つろくにできんガサツな大男が一人で特製ケーキを作ろうというのがどだい無理な話なのだよ」
「うるせえ…それでも俺は天満ちゃんのために一人で頑張りたかったんだよ…」
「そうか。それなら何度も練習してまた来年頑張りたまえ…そうだ、まず今度の私の誕生日にでも作ってみるか?」
「な、なんで天満ちゃんならともかくイトコのためにわざわざケーキ作んなきゃいけねーんだよ」
「…そこまで言うんなら今作ったこのケーキは私が頂く。お望み通り自分一人で作って大恥をかいてきたまえ」
「あーもうわーったわーったよ…それもこれも天満ちゃんの為、男播磨拳児、今はじっと耐えていつかきっと君に…」
「手作りケーキを、か…最後でそれまでの男らしいフレーズが全部ぶち壊しだな」
「うるせぇ」
「…まぁとにかく誕生日を楽しみにしてるよ拳児君」
「ちっ」

おしまい。


…すいませんすいませんマジでごめんなさい。
いやなんか多少はそれっぽくしとかないとこーいうオチなのがバレバレというか何というか。
まぁこんな風にしてあってもやっぱ最初っからバレバレだろという声も聞こえてきますが(w

つーか誕生日の順番とかメチャクチャだし…(公式設定が発表される前に書いた話なんで)

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