どきどき従姉弟ライフ 〜♭14後日譚〜

February,21,2004


「ときに拳児君」
「なんだイトコ」
「笹倉先生の個展でキミらしき人物を目撃したとの情報があるんだが」
「!!…さ、さぁ、人違いじゃねーか?」
「そうか。キミのようなダメ男にも少しは芸術を愛する豊かな心が育ってきたのかと期待したんだがな。残念だ」
「……」
「…それとも見てみたかったのか?」
「!!!な、何をだよ…」
「何なら今ここで見せてやってもいいぞ」
「や、やめろよイトコ!俺はただクラスの連中がヌードだって盛り上がってたから心配で…あ」
「…成程そういうことか」
「……」
「私を心配してくれたのか。有難う拳児君」
「なっ…別に何でもねーよ…身内なんだから当然だろ…」
「でもそれと今夜の洗い物当番は別だぞ」
「わーってるよ」
「よろしい、じゃあ後片づけ頼むよ拳児君。私はシャワーを浴びてくる」
「へいへい」
「ヌードを見れなかったからと言って覗きに来ないように」
「だから違うっつってんだろ!」
「ムキになるな拳児君。冗談だ」
「ったく…」

おしまい。


…本当に播磨が心配で見に行ったのかどうかはご想像にお任せということで(w

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